˗ˏˋ 語学勉強奮闘日記 ˎˊ˗

英語 韓国語 フランス語 習得中。韓ドルを愛でながら綴る文字たち。

32kgだった私

最近フォロワーさんが増えて毎日ガクガク震えてますが、gwの最後の日は自分の病気のこと話して締めくくろうかな〜

 

 

タイトルにもあるように、私は1年ちょっと前まで32kgでした。はっきり言っちゃえば拒食症。食べるのが怖い病気。

 

このご時世、外見至上主義が広まってきてみんなしてダイエット・整形・メイクの祭り…可愛くなければ悪口言われて、ちょっと媚び売れば妬まれて、太ってれば一生傷に残るようなこと言われる。私もそういう言葉に惑わされて追い込まれて病気になったから、もしこれ読んでくれてる人いたら、同じ思いはして欲しくないって思って今書いてます。

 

 

 

 

まず、事の発端は友情関係の崩壊から。

 

友達4人組で仲良く高校2年生の6月くらいまでいたんだけど、急に仲間外れにされて1ヶ月くらいかな?ひとりぼっちになった。3:1という絶望的な状況に、ただでさえ3人でご飯食べてるのとかトイレ行ってるの見るだけで傷つくのに、クラスの男子に「あいつ一人だぜ」みたいなこと言われてるんじゃないかと(実際聞いたことは1度もなかったけど)毎日震えてた。

 

そしたらここでまさかの急展開。その3人のうちの1人が私に声掛けてくれて、もう2人でいようって言ってくれた。ここでハッピーエンドか?と思ったけど、ここが地獄の入口だった。

 

2人でいようという言葉に偽りはなくて、人間関係としては2:2で安定したし問題は無かった。でもいつからかその子と二人きりになることがストレスになってた。

 

無論、その子は私が一人でいるところに声掛けてくれたように、意志の強くて正義感のあるいい子なのには間違いなかったけど、他の人の容姿をバカにすることは日常で、私がその的になることも少なくなかった。でも本人は悪口で言ってるんじゃなくて、ノリみたいな感じで言ってることも1年生からずっと居てわかってたからなかなか言い出せずそのまま。そして、その子は元から細い体で周りからも「細いね」ってよく言われてる子だったから、心の中で憎くてしょうがなかった。

 

 

 

そこから、私はダイエットを始めることにした。始めた時の身長体重は158cm48kg。

今思うとそんなに太ってるわけではなかったのに、あの頃の自分はこんな太い足であの子の隣歩きたくない。この容姿であの子と一緒に写真撮られたくない。その一心でダイエットを開始した。高校二年生の夏。

少し前にツイートしたように、私は国公立の難関校目指して受験勉強まっしぐらだったから、激しい運動はほぼ出来ないと自覚して、食事制限を中心にした。

 

ここからは一日の食事を正直にわかるよう書きます。絶対に真似しないでね。同じ経験して欲しくないから書いてるのであって、これでいい体になれるなんて絶対にないから。

 

 

朝ごはんはヨーグルト一口。

昼ごはんはお母さんに内緒で残した朝のパンと、スープ。そのスープも野菜だけ入れてわざとお酢とか入れて不味くして食欲無くすようにしてた。

夜ごはんだけは家族と食べなければならなかったから、ご飯の量は減らせなかったけどテレビ見てるフリしたりしてほぼオカズには手をつけなかった。

 

そうやってしていくうちに10月の修学旅行の時には39kgだった。あの子の隣に並んで写真撮られるなら、絶対にあの子よりも足細くなきゃ。着物も着るからウエスト絞ってあの子よりも帯細く巻くんだ。その一心で。

修学旅行中も、あの子よりも食べては行けないと思って、丸一日の自主研修中はタピオカ1本しか飲まなかった。朝ごはんもろくに食べずに。夜ご飯のすき焼きもお肉は食べずに野菜と豆腐だけ食べて、おなかいっぱいだと嘘ついてただあの子よりも食べなかったと言うだけで優越感にひたってた。

 

修学旅行が終わってから、私はあの子よりも勉強も頑張るんだと決意して留学に行くことに決めた。ニュージーランドに2月。選考も無事に通って行くことが正式に決まった。その頃は32kgで飛び立つことになることも知らないで。

 

 

それからの4ヶ月はほんとに楽しくなかった。食べては行けないという強迫性障害が発生、勉強しなきゃいけないのにご飯食べてないせいで集中力もろくにないし、留学してちゃんとホームステイ先で食べられるのかの不安。うつ病にもなった。クリスマスケーキも食べたくないのに食べなくちゃいけなくておせちも吐きたくてしょうがなかった。

 

そして、前置きしてなかったけど家族とも仲が良くなくて放置教育だから、まともに誰にも相談できず、冬休み明けからカウンセリングに通い始めた。15日後にはニュージーランドに出発なのに。あまり話したくはないけど、親には自分がここまで苦しい思いしてることを言葉では言える関係ではないので、体で示そうとした。それも痩せたかった理由の一つ。

 

 

ついに、留学の日が来た。もう体はボロボロ。

とっても楽しみなのに、体力も何も無い。頭も働かない。

 

ここから、写真も載せるので見たくない方は見ないで。

 

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これはあっちで夜ご飯にビーフシチューが出た夜。あの頃の自分の胃には食べすぎちゃって怖くなって急いで測った時の写真。0.7kg増えただけでめちゃめちゃ泣いてホームシックみたくなった。

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上半身の方がガリガリだったけどさすがにそれは今自分で見ても気分悪くなったから、足。それでもありえないよ、、何してたんだろうね自分。

 

 

でもこの留学。実は転機になってた。

ホームステイ先の家族がとっても優しいおばあちゃんとおじいちゃんの家族で、不安も拭われ美味しい料理を作ってくれた。大嫌いな家族と離れられて安心したのもあってか、ほんとによく食べた。お昼にハンバーガー2個とか食べることもあったな…夜ご飯の後には必ずアイスタイムがあって一緒にテレビ見ながら、アイス(めちゃめちゃ種類あった(笑))選んでトッピングして食べたりもした。自分の家族とはかけ離れたやっと自分を愛してくれる人が見つかった感じがして嬉しくてしょうがなかった。だから、吹っ切れて食べれたのかな。

 

 

でも、1ヶ月後。短期留学だったから日本に帰らなくちゃならなかった。30日間沢山食べれるようになった体だったけど、自分のおうちに帰って夜ご飯見たら、また食べ物に対する罪悪感が込み上げてきた。でももう体は言うこと聞いてくれなかった。

ここでひとつ話しをすると、拒食症に一回なった人は回復期というのが必ず来て、はっきり言って過食症に移行する。これは絶対誰にでもなるし、重度であればあるほど過食期間は長くなる。ダイエットしてても、体に栄養が行かなくなると停滞期になったり過食したくなったりすると思うんだけどそれと同じ原理。

 

私の場合、半年で13kgくらい痩せてかなり重度だったから、ずっとずっと家で食べ続けた。

でも親に相談も出来ないから、部屋に篭ってスーパーで買ってきた菓子パンとかお団子とかお菓子いっぱい広げて、狂ったように食べ続けた。ほんとに馬鹿みたいに。

 

回復期が終わってもなかなか食べることを辞める癖は、落ち着かなくて今でもたまに親が外出すると過食スイッチ入りそうになったりもする。

 

精神状態と不安定で、前までガリガリで優越感にひたってたのに、急に太り始めた自分を受け入れられなくてリストカットしたり、自分の体殴ったり抓ったりしてアザだらけにもなった。自分の顔も嫌いになって、推しの現場にも行けなくなった。周りと比べて劣ってる自分を見てまた鏡見て泣くことになるから。細くてスタイルいい子の体を羨んでまた自分の体傷つけることになるから。

 

拒食症・過食症摂食障害醜形恐怖症・強迫性障害うつ病 私が経験したこの病気。精神障害は治るのに10年かかると言われるように、まだ私はこの病気と戦いながら生きてる。しょっちゅうお弁当に入れるご飯の量をお母さんに指摘されては喧嘩になる。(お弁当自分で作ってるので)

 

 

どうかみんなには正しいやり方でダイエットしてほしい。そして、もっと自分の容姿に自信持っていいんだよ。みんな可愛いから。私との約束。