˗ˏˋ 語学勉強奮闘日記 ˎˊ˗

英語 韓国語 フランス語 習得中。韓ドルを愛でながら綴る文字たち。

#BlackLivesMatter

いま世界で起きていることに目を向けること。

 

それはそう簡単ではないということはわかってる。でも私は、今このブログを見てくれた人に、少しでも興味を持ってほしい。今世界で起きていることに少しでも目を向けて欲しい。

私はこの数日間、このブログを書こうかどうかすごく悩んだ。こういうコンテンツを望んでフォローしてくれてる人はそれほど居ないと思う。だから悩んだし迷ったし何度も何度も頭の中で文章を書いては消した。

でも、知らないからこそ知って欲しい。このことを理解してくれる人たちを増やしたい。

もちろん、私もまだ知識は薄い。けど、ただ何も知らない人達が#BlackLivesMatterのタグをつけて、差別はいけないよ😿って呟いてるだけじゃ何も変わらない。それはただの野次馬だと私は思う。それなら、呟かない方がいい。

自分が誰かに酷い目に何年もあわされて、最後には酷い殺され方をしたことを想像してみて。それでこの自分の苦労や言葉にできないくらいの辛さを何も知らない人に「ご臨終です」だの「ご冥福をお祈りします」だの言われて嬉しいのだろうか。私は全く嬉しくない。それなら、何も言わずに知らないふりをしてほしい。だってあなたは見ず知らずの人なんだから。

 

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今回起きた、ジョージ・フロイドさんの話をする前にひとつ知っておいて欲しい事件がある。

 

2020年2月、アメリカでジョギング中の黒人男性が白人親子に射殺された事件が起きた。

何の罪のない人が見知らぬ人に殺されたこの事件を、もちろん警察は全力で捜査すべきだった。


でも現実は違った。

白人親子が逮捕されたのは5月7日。

なぜこんなに逮捕に遅れたのか。

 


それは殺された人が黒人だったから。

 

警察は決定的な証拠となる動画が公開されるまで捜査に力を入れなかった。

 


その事件はメディアで大々的に取り上げられ有名なスター達がSNSで呼びかけなどをした。

私はその時、彼の死を通じてもっと世界の人たち(現地の人たちも含め)に人種差別の悲惨さが伝わることを期待した。少し言い方が悪いかもしれないけど、彼の死がきっかけになってくれればいいと願った。

 

 

 

でも、5月25日、ジョージ・フロイドさんは白人警官に無実の罪を疑われ首を圧迫されて事実上殺された。

 

白人親子が逮捕されてからわずか18日。

 

 


 黒人=差別の対象となってきたのは、歴史の影響が間違いなくあると思う。アメリカは憲法13条に奴隷制度そのものの廃止を規定したけど、犯罪者はその規定の例外とした。


これは、犯罪者であれば奴隷として扱っても罪ではない。ということを意味してる。


これがたびたび起こる白人警察による黒人の殺害に結びついているのではないかと思う。

 

 

 

 

アメリカで、黒人を差別の対象にしたきっかけになったといわれているのが、『國民の創生』という南北戦争終了して間もなくに公開された無声映画

ここでは、黒人がレイプ魔、殺害者、獣として扱われてる。彼らは白人にこう呼ばれてる“animalistic”と。白人は黒人を人間としてみていない。動物・獣呼ばわりしてる。

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そして、さっき上げた言葉の中でレイプ魔という言葉が目についた読者さんももしかしたらいるかもしれない。先に言っておくけど、もちろん私は今起きているレイプ犯罪や強姦に全く肯定してない。それを念頭においてこれから言うことに耳を傾けてほしい。


当時のアメリカは南北戦争に大量の兵隊を動員するために黒人の存在が必要だった。だから、白人が奴隷の黒人をこき使って沢山働かせ、その労力のためには、女の人の存在が必要だった。この事実をドキュメンタリーで見て、素直に私はこう思った。黒人だけが悪者にされるべきなの?って。


この映画で白人至上主義集団(通称KKK)が正義のヒーローとして描かれ、黒人は当時のアメリカ国民にとって獰猛で危険のやつ(THUG)というイメージが瞬く間に広まった。

 

 

 

それから麻薬戦争や度重なる刑法改正、ALECによる政府との連携。話すと長くなりすぎるから、気になった人だけ調べてみてほしい。すぐ出てくるから。

 

手短に言っちゃえば、アメリカ政府は黒人たちを法改正によって刑を重くしてたくさんの受刑者たちを収容所に入れた。

 

これの目的はこうやって言われてる。

 

政府と手を組んだ企業が儲かること。

 

 

服役中に家族と話したい時の手段となる電話は、たったの10分で彼らの労働賃金1・5時間分。これで電話会社が儲かる。

 

彼らのエネルギーとなる食事は、アメリカ中の収容所でうじ虫が混入していることも日常茶飯事。こんな食事を提供していても食べるのは罪人なのだからと企業側は無視。

 

医療制度も当たり前のように崩壊してる。服役中に病気になっても手術は断られ死んでいく人もたくさん。それでも連携している医療会社はお金をもらっている。

 

収容された黒人たちはKKKの文字を刃物で体に刻まれた。

 

こうやって、アメリカでは歴史的に黒人を差別の対象として扱ってきた。

 

 

 

 

私が今まで語ってきたことは、Netflixの黒人の歴史についてのドキュメンタリーがYouTubeで無料公開してるからもし少しでも関心持ってくれたら、見てほしい。『13th-憲法修正第13条-』(https://youtu.be/krfcq5pF8u8)1時間40分くらいあってだいぶ長いけど、1:31:25~の映像で白人警官に黒人が殺されていく実際の現場映像があるからぜひそこだけでもみてほしい。

血も流れてるし銃声もなってて、もちろん軽い気持ちで見るものじゃない。
でも、私たちはこの現実を深く受け止めるべきだと思う。

 

 

最後になるけど今、ジョージ・フロイドさんに関する署名運動が行われてる。私も世界の平和を祈って賛同した。メールアドレスと名前を入力するだけで簡単に署名できるから、どうかあなたの一分をください。今後の未来のために。https://www.change.org/p/mayor-jacob-frey-justice-for-george-floyd